生前に整理整頓をしておくことで、遺品整理の際に遺族に迷惑をかけることはないと思います。
生前整理は若いうちから少しずつ行なっておくのがいいと思いますし、物を必要以上に持たないことや、新しい物を購入したら不要なものは捨てるのがいいと思います。
さて、物であれば捨てればいいいのですが、思い出は捨てることなどできないですよね。
と言うか、思い出は捨ててはいけません。
そして実は思い出というのは心の中にあるだけではないんですよね。
みなさんのお家の中にも思い出の詰まった物はいくつもあるのではないでしょうか。
また、他の家族から見れば不要なものでも、本人にとっては大切な商品だったりします。
そんな「思い出」が詰まったものの1つが写真です。
特にスマホの普及により、至る所で写真を撮る機会が劇的に増えたのではないでしょうか。
写真って思い出がたくさん詰まっているんですよね。
今回は、そんな写真の整理について考えてみたいと思います。
写真の整理はなぜ難しいのか?
写真の整理は難しいと言われています。
その理由は、やはり写真が思い出を語る上で重要なものの1つだからだと思います。
例えば、家族で旅行に行った時の写真や結婚式の写真、子どもの入学や卒業の時の写真などは大切な思い出としていつまでも残しておきたいですよね。
また、ふとした時に写真を見ながら昔の思い出話に花を咲かせることもあるでしょう。
一方で、古くなればなるほど、当時の写真を見る機会というのはどんどん減っていくのではないでしょうか。
写真を見ることはないけれど、捨てることはできない大切な思い出。
そんな写真を整理するのは気が引けるというか、整理する気にはならないのではないかなと思います。
しかしながら、遺族に遺品整理の一環として写真の整理をさせるのも、なんだか気が引けるような気がします。
個人的には、写真も生前にしっかりと整理しておいた方がいいものの1つなのではないかなと思っています。
心理的に整理しづらいものだからこそ、余計に本人が整理しておきたいですね。
まずは全てのアルバムを集める
写真整理は、まず最初に全ての写真を集めるところから始めます。
1)アルバムの写真
2)スマホの写真データ
3)撮影した動画
大きく分けるとこの3種類になるのかなと思います。
スマホの写真はクラウドサービスに保管してあるものも含めて全て集めましょう。
アルバムも、卒業アルバムなども含めて集めると良いと思います。
写真の整理の仕方
全ての写真を集めたら、整理していきましょう。
整理の仕方については次のとおりです。
1)記念写真は残す
まずは記念撮影的な写真は残したいですよね。
入学式や卒業式、結婚式などの記念に撮った写真は残しておきましょう。
ここで考えたいのが卒業アルバムです。
卒業アルバムも記念写真の1つではないかと思います。
基本的には残しておいていいのかなとも思いますが、学生時代の友人と一緒に撮った写真を多く持っていたり、残念ながら在籍時にあまり良い思い出がない人などは捨ててしまってもいいのではないかと思います。
2)似たような写真は1枚だけ
似たようなシチュエーションで撮った写真ってありますよね。
1回の旅行で撮った何枚もの写真とか、卒業の時に友達を何枚も撮った写真とか。。。
そのような写真は1枚だけ残して残りは処分するといいかと思います。
同じ状況の写真なのに、なぜか手にとめてしまう1枚ってあると思うんですよね。
その1枚だけ残して捨ててしまっても、思い出が色褪せることはないと思います。
1枚に絞れないこともあると思いますので、そんな時は数枚残してもいいのではないでしょうか。
3)家族写真は残す
家族で写っている写真は残すといいのではないでしょうか。
自分が亡くなった時、残された遺族が家族写真を見ながら思い出話ができたりします。
自分の死後、残った写真を処分するのは遺族です。
遺族のことも考えながら整理すると良いと思います。
4)捨てすぎない
ネガやバックアップデータが残っていない限り、一度捨ててしまった写真は戻ってはきません。
気合いを入れて整理をするあまり、勢い余って捨てすぎないように注意が必要です。
断捨離しようって気合い入れると、あれも要らないこれも要らないと、ついつい何でもかんでも捨ててしましがちになります。
写真の整理=思い出の整理です。
思い出は焦って整理するものではありません。
ゆっくり時間をかけて少しずつ整理していきましょう。
写真の保管方法
写真の保管方法は大きく分けて2つになります。
まず、スマホで撮影したデータに関しては、残す写真を選別した後でクラウドサービスを利用して保管すれば解決です。
次に、アルバムに保管されている写真についてです。
1)新しくアルバムを作る
残した写真で新しいアルバムを作るという方法です。
仕分けして処分した古いアルバムは隙間ができてしまいます。
新しいアルバムを作りましょう。
2)データ化する
スキャナーを使って取り込みデータ化しましょう。
データ化すれば、あとはクラウドサービスに保存すればOKです。
思い出を整理するのには心が痛むこともあるかと思います。
ですが、整理することでスッキリする部分や昔を思い出すきっかけにもなるのではないでしょうか。
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