ネット銀行のメリットってなに？そもそも安全なのか？インターネットバンキングとの違いはなに？

コンビニでお金を引き出す人ってどれくらいいるんでしょうか。

都市部と地方では違ってくるのかなと思いますし、年代によっても違ってくるのかなと思います。

僕は、PayPayのチャージのためにローソンをよく使うのですが、コンビニATMを利用する方って結構少ないのではないかなと思います。（僕は地方住みです）

利用したとしても、急いでいて銀行や銀行のATMがある場所まで行くのが面倒な方や、同じようにPayPay等への入金の方なのではないかと思います（地方住みの場合）

ですが、現在はネット銀行もたくさんありますし、インターネットバンキングを利用している方も段々と増えているのではないかと思います。

僕も、証券口座への入金はインターネットバンキングを利用しています。

ところで、みなさんの中にはネット銀行やインターネットバンキングに関してネガティブなイメージを持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

僕も、最初はネガティブなイメージと言うか、使う意味あるの？と思っていたのですが、いざ使ってみると、とても便利なサービスだなと思いました。

今回は、ネット銀行やインターネットバンキングについて書いてみたいと思います。

ネット銀行とインターネットバンキングの違いはなに？

ネット銀行と呼ばれているものと、インターネットバンキングと呼ばれているものがあります。

よくわからない方は同じだと思われているのではないかと思います。

実は、僕も1年くらい前までは同じだと思っていましたが、この2つは異なるものを指す言葉になります。

まずは、ネット銀行。

ネット銀行は実店舗を持たない銀行のことを言います

有名な銀行だと、楽天銀行とか住信SBIネット銀行があります。住信SBIはコンビニ入り口などに貼ってある張り紙や看板などでよく目にしたことがあるのではないでしょうか。

実店舗がない分、コンビニATMや実店舗をもつ銀行のATMでお金の預け入れや引き出しを行うことになります。

インターネットバンキングとは、スマホやPCなどを使ってインターネット上で振込や送金などの取引ができるサービスのことを指します。

ネット銀行はインターネットバンキングのサービスがありますし、実店舗をもつメガバンクや地方銀行などもインターネットバンキングのサービスがあります。

有名なものだと、ゆうちょ銀行のゆうちょダイレクトなどがありますね。

実店舗を持つ銀行でインターネットバンキングのサービスに申し込みしても、もちろんこれまで通りに店舗で取引も可能です。

ネット銀行のメリット

ネット銀行で口座を開設するメリットはどんなものがあるのでしょうか。

代表的なメリットを挙げていきたいと思います。

1）インターネット上で取引可能

インターネット上で振込や振替、残高照会や金融商品の利用などができるのがメリット。

銀行やATMに足を運ぶ必要がないので、スマホさえあればいつでも取引が可能です。

忙しい社会人にとって、とてもありがたいのではないでしょうか。

2）ATM利用手数料や振込手数料が安い

実店舗を持たないネット銀行は店舗の維持費や人件費が実店舗を持つ銀行に比べて低いため、その分手数料などの料金が安いです。

実店舗を持つ銀行の振込手数料が一般的に200円〜400円程度（店舗窓口の場合はもっと高くなる場合もある）ですが、ネット銀行は300円程度のことが多いです。

また、ネット銀行によっては、毎月数回は手数料無料や振込手数料が無料の銀行も多いです。4回程度の無料の場合が多いのですが、条件をクリアすることで、5回だったりそれ以上の回数無料になる銀行もあります。

3）金利が高い

ネット銀行は実店舗を持つ銀行に比べて金利が高い銀行が多いです。

今年に入り、日銀の利上げで実店舗を持つ銀行の金利が上がったことでネット銀行と変わらない金利になる銀行も多くなりましたが、条件をクリアすると実店舗の2倍や3倍の金利になるパターンが多いです。

銀行によっては、無条件で実店舗を持つ銀行より2倍のところもあります。

普通預金だけでなく、定期預金の金利も実店舗を持つ銀行に比べると高い傾向があります。

金利の高いネット銀行に預けることで、少しでも預金額を増やしたいという方はネット銀行の口座を持つことをお勧めします。

ネット銀行のデメリット

ネット銀行はメリットだけではありません。

もちろん、デメリットもあります。主なデメリットを挙げてみたいと思います。

1）引き落としや振込口座に指定できない場合がある

公共料金の引き落とし口座に指定できない場合があるなど、ネット銀行は引き落としや振込口座に指定できない場合があります。

給与の振込口座に指定できない場合もありますので注意が必要です。

2）システムトラブルの際は利用できない

実店舗がある銀行以上に、システムトラブルの際は不便になります。

実店舗がある銀行であれば、最悪の場合は店舗で何とかしてもらえる場合もあると思いますが、実店舗のないネット銀行の場合は、システム障害が復旧するまではどうにもなりません。

システムメンテナンスの時も全く利用ができません。

実店舗がないため、何か困ったことがある時には店舗に行って相談できないなどのデメリットはあるかと思います。

3）IDやパスワードの管理とセキュリティ

キャッシュカードの暗証番号を忘れる方は殆どいないと思いますが、ネット銀行を利用する場合はログインIDやパスワードが必要になります。

IDやパスワードは自分でしっかりと管理する必要があります。

また、Touch IDやパスコードも設定することで、IDやパスワードが他人に漏れてしまわないようにする注意が必要です。

ネット銀行やインターネットバンキング利用に向いている人

実店舗がある銀行で不便がない方は無理にネット銀行で口座を開設する必要はないのかなと思いますが、仕事の勤務時間が不規則で中々銀行や銀行ATMに行くことができない方は、ネット銀行で口座を持つのもいいのではないかなと思います。

また、実店舗を持つ銀行のインターネットバンキングに登録してみるのも良いかと思います。

ネット銀行やインターネットバンキングを利用すれば、口座の残高がすぐ分かりるので、わざわざ残高照会をするためにATMに行く必要もありません。

振込もいつでもネットを通して可能なので、支払いを忘れることもないかと思います。

その他、証券口座を持っている方やポイ活している方は、ネット銀行と連携することでポイントが貯ったり、証券口座への入金がスムーズになったり、預金金利が上がったりする場合もあります。

その他、家の近くにコンビニがある方も、すぐに取引ができるので便利なのかなと思いますね。

ネット銀行は、聞きなれない名前だったり、「それ、本当に銀行なの？」って名前だったりすることもあります（例に出して申し訳ないですが、auじぶん銀行とか）

何かあった時に困るのでは？と思う方も多いのではないかと思いますが、認可されている銀行ですので、実店舗がある銀行と同様、仮に破綻してしまった場合も最大で1000万円とその利息までは保証があります。

メリットとデメリット双方で考えると、例えば貯金用口座としてサブ的な感じで口座を作るのはアリなのではないかと思います。