MENU

FP(ファイナンシャルプランナー)に独学で受かった勉強方法

※当サイトではアフィリエイト広告を表示しています※


近年、人気の資格の1つとなっているファイナンシャルプランナー

資格を取得したから、就職や転職に有利になるわけでもないと思いますが、金融・保険業界や不動産業界など幅広い業界で役立つ知識を得ることができます。

また、お金のことに関する知識を得ることができるため、普段の生活にも役立つことが人気の理由なのかなと思いますね。

僕も2023年の9月試験で3級合格、2024年の5月試験で2級に合格しました。

金融や保険、不動産などの職種に就いているわけでも過去にそれらの業界にいたわけでもありませんが、自己研鑽のつもりで受験しました。

全くの異業種、会社でも総務部や経理部にいるわけでもないので、知識はゼロからのスタートでしたが、3級も2級も1発で合格することができました。

今回は、僕がFPの資格を取得するために実際に行っていた勉強法を紹介したいと思います。

かず

FP3級や2級の難易度についてですが、FP協会の試験を受験する場合、そこまで高くないのではないかと個人的には思います。
問題が難しいのではなく、覚えることの範囲が広いのが特徴。
独学でも、しっかりと勉強すれば十分合格できると思います。

目次

FP3級と2級の試験について

僕が受験したときは、3級も2級も集合形式での受験でした。

現在は、3級はCBT方式となっており、これまでは9月と翌年1月、5月の3回だったものが、試験期間が広がった上に、最寄りの試験センターで気軽に受験することができるようになりました。

2級は、2024年9月現在は集合形式での受験になっていますが、来年以降はCBT方式に変更が検討されているそうです。

これにより、3級も2級もより受験がしやすく、また、そのことで今後は資格取得者が増えていくのではないかなと思います。


3級、2級ともに学科試験と実技試験があります。

学科試験は基礎知識を問う問題が60問出題され、36問以上の正解(正答率60%以上)で合格です。

基本は4択問題になります。

実技試験は、学科同様に基礎知識を問う問題もありますが、例題が出される計算問題になります。

また、特に2級の実技で知識を問う問題は、4択ではなく、○✖️問題などの知識がしっかり身についていないと正解できない問題が出題されます。

実技試験は、3級・2級ともに60点以上で合格になります。

学科のみ、実技のみが合格になる場合もあり、その際は一定期間内であれば、合格した方の科目が免除になります。

学科と実技双方の合格をもって、FP技能士3級や2級の資格が取得できます。

試験時間は、3級実技が60分、3級学科と2級実技が90分、2級学科は120分です。

受験料は、3級が8000円(学科、実技各4000円)で、2級が11700円(学科5700円、実技6000円)となります。

僕が実践した勉強方法

では、実際に僕が実践した勉強方法を書いていきたいと思います。

僕は、金融や不動産、相続に関する知識は殆どないところからスタートしました。

そんな初心者でも勉強すればちゃんと取得できる資格だと思いますので、受かるかどうか不安な方はどうぞ参考にしてみてください。

勉強期間と勉強時間について

始めに勉強時間と勉強期間についてです。

僕は普段、会社に勤務しており、家に帰ってくるのが当時は18時30分〜19時の間でした。

シフト制の交代勤務で、月に8日〜9日のお休みがあります。(有給除く)

1)勉強期間

3級:2023年4月から始めて4ヶ月程度

2級:2023年11月から始めて7ヶ月程度

3級は9月の始めに試験があり、2級は5月の終わりに試験があったので、大体これくらいの期間勉強しました。

2)勉強時間

平日:1日20分〜30分程度

休日:1日60分〜90分程度

多分、色んなブログやYouTubeで語られている勉強時間よりは短いのではないかと思います。

会社で一日働いて、家に帰ってきてから長時間勉強するとかキツくないですか?少なくとも僕には無理でした。

また、休日に2時間も3時間も勉強できますか?僕には無理です。

そんな僕が考えた方法は、勉強期間を長くして、少しずつ勉強しようというもの。

特に2級については、当初は2024年の1月試験を受験する予定でしたが、とてもじゃないけど合格しないと思ったので、約半年後の5月試験に切り替えました。

少しずつでいいけど毎日やる

勉強期間を長くして少しずつ勉強する。

そう決めた僕ですが、同時に決めたことは毎日勉強しようというもの。

少しずつな分、毎日やらいないと簡単に忘れてしまいます。

平日は30分程度でいいから、毎日やる。休日も1時間程度でいいからやる。

毎日勉強するクセをつけることで、思ったよりも早く知識を頭に入れることができたし、忘れることもなかったのではないかと思います。

勉強できる時間や場所(環境)を見つける

次に考えたことは、勉強できる環境を整えることです。

僕はとにかく家にはいられない性分で、休日になると朝から出かけてしまいます。

学生時代は家で勉強していましたが、集中して勉強できたことは殆どありませんでしたし、家以上に図書館では集中して勉強することができませんでした。

ちなみに、僕は大学受験に失敗しているのですが、理由の1つが集中して勉強できなかったことだと思っています。


資格取得に向けて、勉強できる環境を探し回った結果、カフェで勉強するのが一番集中できました。

どうやら、適度な音と同じように勉強や作業している人が数人いる環境が僕には合っていたようです。

休日はカフェでOKですが、平日もカフェに行くわけにはいきません。

平日はどうしようかな?と考えた僕は、自分が集中できる時間帯を探しました。

会社から帰ってきてからは勉強する気にならないので、会社に行く前に勉強してみてはどうかなと思い、朝に勉強することにしました。

これが見事にハマり、朝、いつもより少しだけ早く起きて30分程度勉強することにしました。

勉強できる環境ってかなり大事だと思いますので、みなさんも自分に合った環境を見つけるようにしましょう。

得意分野と苦手分野を早い段階で分析する

FPの試験は、6つの分野に分かれています。

試験問題の難易度は難しくないと思いますが、範囲の広さがFP試験最大の難題だと思っています。

出題範囲は以下の6分野

1)ライフプランニングと資金計画

2)リスク管理

3)金融資産運用

4)タックスプランニング

5)不動産

6)相続・事業継承

この6分野のうち、得意分野と苦手分野を早急に把握しましょう。

僕の場合は、不動産と相続・事業継承は割とすんなり頭の中に入ってきたので得意分野になりました。

それ以外の4分野は結構苦労しました。特に金融資産運用のことは最初はさっぱりわかりませんでした。

得意分野と苦手分野をはっきりさせた後は、平日の短い時間で苦手分野を少しだけ勉強して、休日の長い時間勉強できる時は、最初に得意分野の勉強をした後に苦手分野の勉強をするようにしていました。

苦手分野ばかりやっていると嫌になってしまうので、苦手分野は短時間で集中して覚えるようにして、長時間勉強する際は最初に得意分野を勉強し、自身がついたところで苦手分野に取り掛かるようにしていました。

とにかく問題を解く

これはどんな資格試験にも通じることだと思いますが、教科書や参考書を読んでいただけでは知識は身につきません。

問題集を買って、とにかく問題を解きましょう。

参考書に軽く目を通す→問題を解く→間違えたところを参考書で確認すると良いと思います。

参考書に軽く目を通すと言っても、分野全部に目を通してから問題を解くのではなく、10ページとかキリの良いところまで目を通してから、目を通した部分の問題を解くようにするといいと思います。


これからFP資格の勉強を始めようと思っている方や、FPの勉強が捗らない方、その他資格試験の勉強をしている方など、参考になればと思います。

僕が使っていた参考書と問題集

次に僕が実際に使っていた参考書と問題集を紹介したいと思います。

全ての出版社の参考書と問題集をいたわけではありませんが、大きく分けると2種類に分かれるのではないかと思います。

表現がストレートで分かりやすい知識がない人向けの書籍

僕が利用していたのが、このタイプの参考書と問題集です。

資格のTACやユーキャンが出版している書籍がこのタイプに当たると思います。

僕は3級も2級もTAC出版の参考書と問題集を使っていました。

ちなみに、3級の試験を受験した際、会場にいた受験生の殆どの方が僕と同じ参考書を持っていました。

売り上げNo. 1と表紙に書いてある通りなんだなぁと思いました。

とにかく分かりやすいので、知識がない僕でも頭に入ってきやすかったです。

TAC出版の問題集では、過去問や過去問を独自にアレンジした問題を解くことができます。

ユーキャンの参考書も分かりやすいのですが、個人的には資格の学校といえば大原と並んで有名な学校の1つがTACだと思っていたので、TACの書籍にしました。

表現が少し分かりにくい「ひねくれ系」書籍

もう1つのタイプが、表現が分かりにくいというか敢えて難しい表現をしているように感じるタイプの書籍です。

こちらは、TACと同じく資格取得で有名な学校の1つLECが出版している書籍やマイナビが出版している書籍になります。

僕はTACの書籍で随分と自信がついたので、試しに本屋さんで少しだけLECの問題集を解いたんです。別の書籍の問題集も解けるかなと思って…

そしたら、全然解けませんでした。

TACの問題は8割くらい解けるようになったのに、LECの問題は5割程度の正解率。

LECの場合、問題文の言い回しを敢えて難しくしている印象です。

これはまずいと慌ててLECの問題集も購入しました(参考書は購入しませんでした)

最後までLECの問題集の正答率は低いままでしたが、3級の試験当日、学科試験でまわりくどいと感じる問題文が何問かあり、LECの問題集で耐性がついていたので助かった経験があります。

その甲斐もあってか、3級の学科は60問中48問正解で合格!

2級の勉強の際もLECの問題集は購入しました。

ちなみに、2級の試験会場では、LECの参考書を持参してる受験生が多かったです。

LECの問題集(特に実技)はちょっと難易度が高く、自信を失うかもしれませんが、正答率はあまり気にしなくてもいいかなと思います。

表現がストレートではないので、色んな問題を解く訓練として購入するといいと思います。

LEC同様、表現がストレートじゃないと感じるのがマイナビが出版している書籍です。

2級はTACの直前問題集も購入

2級受験の際は、勉強期間が長かったこともあり、問題集を何度も解くうちに問題と回答を覚えてしまっていました。

ですので、本番1ヶ月半くらい前にTAC出版の直前予想問題集を購入しました。

過去問も含めた問題集ですので、通常の書籍の問題集と問題が被ることもありますが、たくさん問題を解くという意味では購入してよかったと思います。


問題集や参考書を選ぶ際は、書店に行って実際に少し中身を確認した上で決めたほうがいいと思います。

どの出版社の書籍が自分に合うかを確認してから購入するのが一番いいのではないでしょうか。

資格試験の学校や通信教育について

最後に、FP3級や2級を取得するために資格試験の学校に行ったり、通信教育に申し込む方がいいのかどうかについてお話ししたいと思います。

あくまでも僕の私見にはなりますが、FP3級や2級を取得するために、学校に通ったり、通信教育を申し込みする必要はないと思います。

毎日少しでもいいのでしっかりと勉強すれば、3級も2級も独学で十分取得できると思いますよ。

不安な方や、勉強仲間を作りたい方は学校に行ってもいいかもしれませんが、数万円のお金を払うのはコスパの面からもあまりお勧めはしません。

受験料以外には、書籍代が6000円〜7000円程度で合格できる資格だと思います。


FPは普段の生活でも大いに役立つ知識がたくさん詰まった資格です。

知識を増やすために受験するのもありだと思います。

僕の勉強方法が少しでも役に立てば嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

つい数年前までは特に興味があることもなく、何となく毎日を過ごしていました。40代になり、色んなことに興味を持って生活しようと意識改革中。
知識も経験も不足しているおじさんですが、自分が興味を持ったことを自分なりの視点で書いてます。
FP2級取得済み、現在はAFP取得挑戦中!

コメント

コメントする

目次